読了メモ

ない、なにも、なにもかも

昔のことは覚えていない、ということ。(下書供養)

これも下書きに入っていたもの。少し書き足した。

父親の介護(古い日記より)

一年ほど前の下書きをそのまま公開。

日記再興

フランス語の勉強を続けようと思い、4月からまた少しずつ本を読んだりしていて、8月に時間ができたので単語帳をまた作ったりしていたものの、すごーく忘れてしまっている。 それで、手書きで単語帳を作るのもいいけど、なにかちょうどいいwebサービスはない…

夢記

誰かが 地球の重力から吹き飛ばされて、遠い旅に出てしまった。安全な、孤独な、いや本当に安全なのか? 急かされて救出機が打ち出された、2つの楕円軌道の交点に達するのは一年半後。それまでは、幸くあれ。 その頃私は南の雲の下を飛行する。白い三角凧の…

和歌・語彙メモ

春雨物語・血かたびら 手柏 奈良山の児の手柏のふた面にかにもかくにもねぢけ人の友(万葉) 山吹 妹に似る草と見しより吾が標し野辺の山吹誰か手折りし(万葉・十九) 夢に六つのけぢめをいふ 正夢・霊夢・思夢・寤夢・喜夢・懼夢(『周礼』春官) 青垣太虚…

風のない、底まで冷え切った夜があった。夢の外で犬が鳴いていた。その朝に、一条大路が荒れはてているとの報があった。ひどく寒い朝だった。ゆけば、霧のなか、月初めに白砂を敷きなおされたはずの路は濡れ、泥と提灯と松明とが綯いまぜになり、車が打ち捨…

宇野重規『保守主義とは何か』を読んで

以下の文は、『保守主義とは何か』の内容とはあまり関係がない。本の情報をお求めの方は、きちんとした書評をお読みください。 ・・・・・ 「自由は人権という抽象的な哲学的原理に基礎づけられるべきではない」 数年前に某思想史家が「自民党は保守ではない…

鋸山

なにもしない旅行というのが好きで、ただ旅先で思いつきで電車に乗って、海辺の街を歩いて、陽にあたって風に吹かれて帰る。 ということを、どこに旅行しても繰り返している。 九月にしてはあまりに爽やかで、衝動で電車に乗り、偶然降りた駅にロープウェイ…

無題

文句を言うよりも行動をする方が尊い。社会を変えるのは行動である。そう謂う人は文句の社会的効果を過小評価していると思う。足止めもまた行為だ。 最近のホラー映画には「xxをしてはならない」という特殊なルール設定を導入するものが散見されるような気が…

遠藤周作『沈黙』雑記

苛烈な宗教弾圧の歴史にただ暗然となった。繰り返し自分自身の考えと予想に裏切られながら絶望を深めていく様は、とてもドラマとして上手いと思う。海に飲まれるガルぺの殉教は印象に残る。 しかし小説が何を問いかけているのか推し量れなかった。極限状態で…

中上健次「岬」を読んだ

枯木灘を最初に読み、こちらを後から読んだ。枯木灘の印象が変わったような気がしたが、もうよく覚えていない。田舎と父と性を扱った小説として比較するなら、宮本輝の「螢川」の方が洗練されてて好きかな。 とりあえず、マチズモの話はやめよう。毎日パンツ…

初笙野

笙野頼子『小説神変理層夢経 猫未来託宣本 猫ダンジョン荒神』を読んだ。 が、うまく感想をかけるほどちゃんと読めなかったので何も書けない。無念。 笙野頼子『小説神変理層夢経 猫未来託宣本 猫ダンジョン荒神』 #丸善ジュンク堂に住んでみる2021夏エア開…

トライアスロンのこと

オリンピックの開催直前のこと、お台場のトライアスロンとオープンウォータースイミングの会場の水質が話題になり、そこで水の汚さを懸念する声に反論する「トライアスロン選手は汚い海で泳ぐことに慣れている」っていうツイートをみた。 今思えば、どこの馬…