読了メモ

ない、なにも、なにもかも

鋸山

なにもしない旅行というのが好きで、
ただ旅先で思いつきで電車に乗って、
海辺の街を歩いて、
陽にあたって風に吹かれて帰る。

ということを、どこに旅行しても繰り返している。

九月にしてはあまりに爽やかで、
衝動で電車に乗り、
偶然降りた駅にロープウェイがあり、
そこが鋸山だと知った。
たしかにギザギザと脈打つようになだらかな山だった。

旅先であまり繁華な名所巡りをしようとも思わない。
目覚ましいものはみな書の中にあるのだろうと思っている
 のかもしれない。

f:id:yefu:20210907210239j:imagef:id:yefu:20210907210245j:imagef:id:yefu:20210907210247j:imagef:id:yefu:20210907210233j:image